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第2回「デザインの本質」

デザインの中心であるUX・デザイン思考を啓蒙している立場だけど「デザインの本質」とは何かと説明するのは難しい。


デザインは人々の営みの中で存在するものなので、時代や地域により求めるものが変わってくる。


その為、「本質」を説明しようとすると概念的な言葉になってしまい、何となく小難しいことを言っている人だなぁと思われているのではと杞憂かもしれないが考えてしまう。


そこで、自分が学生だった時の先生方の言葉を思い出しながら、自分でも納得するようにまとめてみると。


『以前はデザインとは、「化粧をする」程度にしか考えられていなかったが、元が良いからこそ化粧をして美しくなるわけで、その元となるものの「あるべき姿を創出する行為」がデザインであると言える。』


という事になるが、その為には、社会・技術に関する知識や美学に基づいた審美眼など様々な知を包括的にまとめ上げる力が必要になる。

ただ、現在の広がりつつあるデザインを説明しようとすると、やはり違うと思い、アーキテクト(建築ではない)と表現される概念で説明した方が良いかなと迷いが尽きない。


結局概念的な話になってしまったので、次から優しく説明しようと思う。


写真は、このコラムで今後取り上げるかもしれないもの




 

著者プロフィール

nusa

工学系大学でデザインを教えています。様々なデザイン・研究・教育に関わって、今まで見てきた事、今見えそうに思えることなど、自分のメモがわりに書いて行ければ良いなと思ってます。


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