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第19回「教会建築が好き」


全く普通の日本人レベルの宗教感なので、神社仏閣に初詣に行ったり、御朱印やお守りを

受けたりはする。


欧州に行けば、大聖堂や田舎の教会に入りミサを見学したりもした。

シナゴーグにも行った事がある。東アジアでは中華圏の道教寺院や仏教寺院、東南アジアのシンガポールでは、モスクやヒンドゥーの寺院(あまりの異文化度に5分も入っていられなかった)も訪れた。


まあこれらは文化財でもあるので観光として誰でも訪れるものだが、宗教建築は権威の象徴であり人々に与える印象は強烈なものから、静粛なものまで様々ある。


初めて欧州に行ってケルンの大聖堂を見て驚いた。

その後も機会があれば様々な大聖堂に入って、天井のアーチ構造などを見るのが好きになった。立体デザインの大前提として、構造力学的に正しいものは絶対に美しいもので、アーチ構造はその最たるものだと思っている。アーチ単体では英国のバース大聖堂が一番気に入っている。


存在感で言うとフォレンツェのドゥーモが街と一体化して美しい。

観光的にはミケランジェロ広場から見下ろした画像がネットでもすぐ見つかる。総本山のバチカンが素晴らしいのは当然だが、宗教を感じるというとアッシジが素晴らしい。


扉、壁面デザインならオルビエートの大聖堂が、、、など、あまり人には話した事は無いが、教会建築が宗教、文化、経済など、その場所、その時を集約した結果としての象徴として観て見ると凄い。


 

著者プロフィール

nusa

工学系大学でデザインを教えています。様々なデザイン・研究・教育に関わって、今まで見てきた事、今見えそうに思えることなど、自分のメモがわりに書いて行ければ良いなと思ってます。


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