「デザイン経営セミナー」開催報告|業界団体向けに講演実施 〜強みを整理し、新たな商品企画につなげる〜
- 貴代 長尾
- 2 日前
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2025年10月20日(月)、新宿区内の印刷関連3団体様を対象に、BtoC事業への展開を見据えた「デザイン経営」セミナーを実施いたしました。本セミナーは、新宿区地場産業支援事業の一環として開催され、企業の“自社らしさ”を整理し、商品企画へとつなげる実践的なアプローチを共有する場となりました。
セミナーの背景と目的
企業を取り巻く環境が急速に変化する中、顧客や社会に選ばれる存在となるためには、ブランド力とイノベーション力の両立が求められています。本セミナーでは、経済産業省・特許庁による「デザイン経営」宣言を背景に、デザインを経営資源として活用する意義とその実践方法について、理論と事例を交えて紹介しました。
講師紹介:井手 美由樹(弊協会理事)
弊協会理事であり、株式会社Ideal Works 代表取締役の井手美由樹は、中小企業診断士として全国各地で講演・研修・コンサルティングを行っており、経営革新支援やブランディング、支援策活用提案を専門としています。実務に根ざした視点から、デザイン経営の本質と導入の第一歩について、具体的かつ実践的な内容を展開しました。
セミナー内容の概要

デザイン経営の定義と必要条件
経営チームへのデザイン責任者の配置、戦略構築段階からのデザイン関与など、企業価値向上に向けた要件が紹介されました。
デザイン経営コンパスの活用
特許庁が配布する「デザイン経営コンパス」を用いたワークを通じて、自社の課題を可視化し、実践に向けたアクションを検討するプロセスを体験しました。
デザイン思考のプロセス
共感・問題定義・創造・試作・テストという5つのステップを行き来しながら、顧客や社会のニーズを捉え、価値ある体験やサービスを創出するための思考法が紹介されました。
中小企業の実践事例
環境大善株式会社の事例を通じて、アウター&インナーブランディングや知財活用による差別化戦略が共有されました。
当協会では、こうした地域支援事業や業界団体との連携を通じて、企業の“自社らしさ”を再発見し、ブランド力とイノベーション力を高める支援を行っております。今後も、各業界の特性に応じた研修や実践的なワークショップを提供し、企業の“自発型ビジネス”への転換を後押ししてまいります。
セミナーや研修のご相談は、当協会までお気軽にお問い合わせください。


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