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第33回「あえて」

スミ


先日、○○の手ならいで、コーヒーの生豆と機器を購入、いわゆる自家焙煎体験をした。

生豆を煎り、豆のはぜる音に静かに耳を傾けながらグルグルグル。豆の色の変化を時折確認しながら、今っ!のタイミングで豆を取り出し冷やす。煎りたて、挽きたての一杯を飲むための「あえて」の作業、時間。


学生の間でも、この「あえて」を楽しんでいるようだ。

読書しながらLPで音楽を聴く、針を落とし、わざわざひっくり返すのがいい、と。フィルムカメラで撮る、現像を待って、仕上がりに一喜一憂したり、と。


情報に溢れ、何でもすぐ手に入るこの時代に、時間と手間をかける体験は何事にも変えがたいものがある。 煎りたて、挽きたての一杯の味は、ややスモーキーで、2〜3日経つと味が落ち着き始める。自分でやったことだし失敗も時にはご愛嬌。コーヒーは豆の種類やドリップの方法、挽き具合等色々な組み合わせがある。ゆっくり時間をかけて美味しいの組み合わせを追求していこうと思う。


皆さんも自家焙煎に限らず、「あえて」の体験で、ほっと一息ついてみてはいかがですか。

 

著者プロフィール

スミ

モノからコトまで、創るを日々楽しんでいます。




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