こんにちは、bdaのメンバー、MIYUです。
桜はピークを過ぎた感がありますが、まだまだ美しいです。
はらはらと落ちてくる花びらも。
今回は、中小企業白書でおそらく初めて取り上げられたであろうブランディングについてご紹介します。
個人的には、中小企業こそブランディングが大事!と言い続けてきましたが、中小企業白書でも取り上げられています。
2022年の中小企業白書では、ブランディングの影響を以下のように分析しています。
「第2-2-5図はブランドの構築・維持のための取組の有無別に取引価格への寄与を見たものである。これを見ると、取組を行っている企業の方が、取組を行っていない企業と比較して、ブランドが取引価格の維持・引上げに寄与している企業の割合が高くなっていることが分かる。売上総利益率を引き上げる要因としては、コストの削減などもあるため、今回の調査からは一概にはいえないものの、ブランドの構築・維持に取り組むことにより、差別化が図られ、取引価格の維持・引上げが可能となり、売上総利益率の向上など企業業績へのプラスの影響が生まれている可能性が考えられる。」
ブランディングを実施していくにはある程度コストがかかります。
そのコストを上回るようなメリットが得られなければ、ブランディングが必要!と思えませんよね。
白書によれば、売上総利益率や価格の維持・引き上げといったプラスの影響が期待できそうです。ただし、ブランディングはロゴをなんとかしよう、とかウェブサイトを分かりやすく、といったことだけではありません。
白書によると、こんな取り組みをしています。
「顧客や社会へのブランドメッセージの発信」「自社ブランドの立ち位置の把握」「ブランドコンセプトの明確化」「従業員へのブランドコンセプトの浸透」などを多くの企業が回答しています。これらはロゴやウェブサイトを創る前提として考えておかなければならない事項です。ここで必要なのがデザイン思考やデザイン経営です。
次回のコラムでは、2022年中小企業白書でとりあげられているデザイン経営について書かせていただきます。
著者プロフィール
MIYU
中小企業診断士。「かっこいい中小企業を増やす!」べく、生きています。
デザイン経営に目覚めつつあります。
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