思わず写真に収めたくなるものってありませんか。私がつい撮影してしまうものをご紹介します。この写真、なんだかわかりますか。
大学のトイレで見かけたものです。
正解は、ドアストッパー。
ペットボトルの底と紐だけでできたシンプルなもので、何一つ無駄がない感じ?がとてもいいなと思いました。使用していない時は、根本の部分に被せられるのもいいですよね。
続いてはこちら。
「クリーン車」と読んでいます。同じく大学で撮影した写真ですが、よくある台車に、塩ビのパイプや格子を括り付けて荷台を拡張し、大きいゴミ箱を積んでいます。パイプには、荷物をかけたり、ホウキを立てられるようになっていました。きっと、広いキャンパスでは、いつ・どこで・どのような汚れに遭遇するかわからず、その為にいちいち掃除用具を取りに行くのは不効率なので、いつでも必要な掃除用具を取り出せるようにしているんだろうなと妄想しました。
このように、身の回りにあるものを活用し創意工夫して作られたものを見かけると、つい撮影してしまいます。そして、それが生み出された状況を妄想することが好きです。
これらは、一見すると「貧乏くさい」「カッコ悪い」「見栄えが良くない」と一蹴されてしまいそうですが、必要なものが安価にすぐ手に入る時代だからこそ、何か大事な価値があるんじゃないかなと思い、撮り続けています。
著者プロフィール
あゆみ
都内大学教員。博士(工学)。インストラクショナルデザインを中心に研究。
千葉県市原市出身。実家が農家。ラーメンが好き。
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