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  • スミ

第18回「今に粋る。」


先日、新宿高島屋で開催された東京都伝統工芸展を訪れた。


江戸硝子に、東京七宝、手で一つ一つ植えていく手植ブラシ、東京染小紋や江戸刺繍などなど。脈々と引き継がれてきた伝統の技が生み出す作品たちの、クオリティの高さには驚かされっぱなしであった。

一方で、展示のタイトルにあるように、今に粋ているか?と考えた時、時代とのギャップや、もったいないなぁ、デザインの力でもっと価値を広く伝えられるのになぁ、ともどかしさを感じることも多くあった。


10年前に、伝統工芸とデザインの共創プロジェクトでご一緒させて頂いた仏師の渡邉宗雲さん(*)。

木という素材、仏様に寄せる想いに真摯に向き合い、彫り出していく姿勢は、10年経っても変わらない。共創から生み出された作品は、時代に合わせて少しずつ仕様を進化させ、色褪せることなく、10年経った今も東京都美術館のミュージアムショップで売られ続けている。

ここ最近、作品を通して繋がった懐かしい再会が多く、改めて人と人との縁には感謝しかない。時代とともに変わるもの、変わらないものをしっかりと見極めながら、これからも縁を大切に、想像と創造を楽しみたいと思う。


(*)渡邉宗雲さんHP https://watanabe-souun.com/



 

著者プロフィール

スミ

モノからコトまで、創るを日々楽しんでいます。




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